木造住宅は暖かいのか?鉄骨・コンクリートと比較して暖かさのポイントを解説
木造?鉄骨造?鉄筋コンクリート造?自分の家はどんな家がいいのか、家づくりのはじめに気になる方も多いと思います。本記事では木造住宅は暖かいのか?という視点で、木造住宅と鉄骨造、コンクリート造と比較して、自分に合う家づくりのポイントを解説しています。
是非最後までご覧ください。木造住宅は暖かいのか?が分かると、自分に合った家づくりのカタチが見えてきます。
木造住宅は強いのか?木造・鉄骨造・コンクート造、どれが自分に合っているのか知りたい方は、是非こちらの記事もご覧ください。
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造による
暑さ寒さの特徴は?
暑さ寒さは、熱の伝わりやすさ(熱伝導率)が関係しています。一般的にコンクリートは木材の約11倍、鉄は木材の約500倍熱を伝えやすい材料であると言われています。鉄がいかに熱を伝えやすい材料か分かりますね。
次は、作り方による違いを見てみましょう。
・鉄筋コンクリート造:コンクリート自体が熱を溜める性質があり、メリットにもデメリットにもなります。夏場暑さを蓄えたコンクリートは冷めにくく、冬場冷めきったコンクリートは温まりにくいです。そこで、鉄筋コンクリートは外断熱と言って、コンクリートの外側を断熱材で覆うことが、有利となります。外の熱を絶って、内の熱を逃がさず蓄えることができれば、快適な環境を手に入れることができるわけです。ただし、コンクリート壁に断熱材を張り付けることになるので、壁の厚さが太くなることと、コストがかかることを覚えておく必要があります。
・鉄骨造:鉄自体が熱を伝えやすい素材であることに注意が必要です。鉄の屋外側も室内側も熱が伝わらないように作らないと、熱が通りやすい場所(熱橋)となってしまうことがデメリットです。この熱橋部分を断熱補強しないと、それ以外の断熱性能を高めても熱環境的に足を引っ張る存在になってしまいます。
・木造:鉄骨同様に熱橋は注意が必要です。ただ鉄よりも約500倍熱を通さないので、断熱の弱点(熱橋部分)も含めて断熱性能を計算することで、トータルで断熱性能を確保することができます。また木材の間に断熱材を充填したり、外側に断熱材を張り付けたり、工法も多く、要求する性能に合わせて、断熱材の厚みを変えやすいことも、木造断熱施工の特徴でもあります。充填と外張りの合せ技もできるので、断熱性の高い暖かい家づくりに向いているつくり方と言えます。
木造住宅は暖かい
木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の暖かさ寒さのつくり違いは分かりましたか?木造住宅は、暖かい家づくりに向いています。断熱的に見てもコストパフォーマンスの高い家づくりができるのが、木造住宅です。
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